「スマートタグ」は「紛失防止タグ」と呼ばれるように、紛失したくないものに付けるものです。
筆者はあろうことか、スマートタグだけを失くしました。
紛失防止タグを紛失したって、なに言ってるのかと思われそうです。
タグを落とした話し、探しても見つからない話し、スマートタグの示す場所の話しなどを紹介します。
スマートタグだけを落としたことに気づく
紛失したのは「Eufy Security SmartTrack Link」です。

いつも、カラビナに「車のキー」と「Eufy」をリングでつないでいます。
「カラビナ/車のキー/Eufy」は一つになっています。
車で出かける時は、カラビナのキーセットをズボンのベルトループに付けます。
キーレススタート機能のリモコンキーなので、ベルトループにぶら下げたままです。
家族は、この車を使うとき、「カラビナ/車のキー/Eufy」をバッグに入れて出かけます。
ある日、iPhoneの「探す」アプリで確認すると、「Eufy」の位置が自宅から5分ほど離れたマンション前の道路を示しています。
「Eufy」の電池交換をしてから、位置情報の追従性が低下していたこともあり、特に気にはしていませんでした。
しかし翌日、「車のキー」に「Eufy」が付いてないことに気づきました。
カラビナのキーセットに「Eufy」がありません。

そこでようやく、何が起きているか理解しました。
前日は、運転手の交代のため、自宅から5分ほど離れたマンション前の道路で車を止めて、カラビナのキーセットをズボンのベルトループから外し、車内のダッシュボードに置いたのを思い出しました。
そのとき、「Eufy」だけを落としたのです。
スマートタグを探す
位置情報は自宅から5分ほど離れたマンション前の道路です。
iPhoneの「探す」アプリを起動して移動すると、「Eufy」が示された位置と自分の位置が重なります。
ほんの少し自分が動いただけで「Eufy」が示された位置からずれてしまいます。
微妙な感じですが、この辺りだろうと落ち着いたところで「サウンドを再生」します。
街中では往来や風の音があるので、ほぼ「Eufy」の音は聞こえません。
もともと静かな部屋の中でしか聞き取れないくらいの小音です。
屋外では使えないレベルなのが分かりました。
「探す」アプリ上、「Eufy」の反応はあるので、道路脇や歩道の植込みを探しましたが見つかりません。
側溝の隙間から下に落ちたと思いました。
スマートタグは小さいので単体で失くすと見つけるのは難しいと思います。
他の音がしない場所や時間帯なら見つけられるかもしれません。
購入直後に自宅内で「サウンドを再生」して確認したときも、少し離れたところでは「Eufy」の音は聴力検査レベルの音量でした。
スマートタグの位置が動く
それから2日後、往来が少なく風も無いのを見計らって、もう一度探すことにしました。
その日の午前、「探す」アプリ上の「Eufy」の位置は変わらず同じ位置を示していました。
午後に出掛けようとすると、なんと移動しています。
誰かが拾って持って行かれた、と思いました。
とすると、取り戻すハードルが上がります。
ただ、よく見ると移動先は市の清掃工場です。
「Eufy」はゴミとして持って行かれた線が濃厚です。
マンション前なので、管理人さんあたりが掃除していてゴミと一緒にされたなら、あり得る話しです。
スマートタグの位置は清掃工場の空地を示したまま動かず
その後、何日も「探す」アプリ上の「Eufy」の位置は清掃工場の空地を示したままです。
そこで一度その場所に行ってみました。
「探す」アプリが示す「Eufy」の位置をうろうろしました。
位置の中心を行ったり来たり、示された場所のはずですが「Eufy」は見つかりません。
スマートタグの示す場所は近くのスマホの場所
さらに3週間経ちますが「Eufy」の位置は変わりません。
あらためて考えると、スマートタグの示す場所はそのタグの場所ではないことに気づきました。
スマートタグはGPSではないので、自分の位置を測ることはできません。
スマートタグが示す位置は、その近くにあるスマホの現在地です。
スマートタグの位置情報の流れを Appleのサービスで見てみます。
この仕組みからすると、スマートタグの位置情報とは「通りすがりの誰かのスマホの位置」です。
そのスマホの位置をスマートタグの現在地として読み替えて「探す」アプリに表示します。
人が少ない場所でのスマートタグの位置情報
人が少ない場所では、スマートタグは最後に誰かが検知した場所のままです。
スマートタグがそこにある、ということではなく、その近くを通ったスマホが検知したことで、その位置として表示されます。
たとえスマートタグが移動しても、誰にも検知されないと位置情報は更新されません。
スマートタグが物理的に破壊された場合、最後の位置情報はどうなる
スマートタグが物理的に破壊された場合、どうなるかを考えてみます。
破壊される直前に通信が途絶えた場所の位置情報は Appleのサーバー側に残り続けます。
その位置情報は消えず、ただそれ以降の追跡ができなくなるだけです。
この流れを見てみます。
最後の位置情報は残るが、新たな追跡は不可能となり、アプリ上の位置の表示は変わらなくなります。
失くしたスマートタグの位置が更新しないのは、もう存在しない可能性
スマートタグの位置が清掃工場の空地を示したところで、清掃工場で解体された可能性が高いと思います。
清掃工場の空地で、誰かのスマホが Bluetooth電波を受信したあと、最終処分された線が濃厚です。
そうであるなら、筆者のスマートタグは、物理的に破壊され、もう存在しないはずです。
これ以上は探しても無駄と諦めています。
さいごに
「スマートタグだけ紛失」した場合、アプリがその位置を示していても、その場所で見つけられない可能性は高いことが分かりました。
これは、スマートタグの製品によりますが、本体のサウンドが小音のものは使えません。
見つけられないまま、物理的に破壊された場合は、最後の位置情報を示したまま残り続けます。
スマートタグは、使ってみて、失くしてみたりして、分かることがあります。
今回は勉強になったと思っています。
スマートタグを紛失した体験と、スマートタグの仕組みを紹介しました。
参考になりましたら幸いです。
