エアコンの室外機カバーの意味分かってる?カバーとは覆うものだけど

コラム

エアコンの室外機カバーって要らないと思っていましたが、調べてみても、やはり要らないという結論になります。

そもそもカバーとは「覆う」という意味なので、命名からして違和感があります。

カバー本来の意味のとおりに「覆う」という使い方で、シーズンオフに汚れから守ったり、目立たないようする要望を満たしたり、といった目的なら理解ができます。

しかし、シーズン中に稼働させている状態なら、室外機カバーは全くナンセンスと言えます。

それでも使いたい人は使えばいいのですが、それは無駄になります。

ただ、キャッチコピーに踊らされて、その物の本質を知らないまま使うことは避けたいものです。

大手エアコンメーカーでは日除けという言葉を使っている

室外機カバーという言葉を使っているのはだいたい用品業者です。

大手エアコンメーカーでは室外機カバーというものを扱っていません。
ただし似たような用品は扱っています。

大手エアコンメーカーでは、それらに「日除け」という言葉を使っています。
その内容はというと、傘の役割を担うものです。
洋風に言うならシェードですね。

日陰をつくれればいいので、すだれやよしずのような役割とも言えます。
そうした役割を持たせるものなら用品として意味があります。

ぶっちゃけ、室外機を覆ってしまうようなカバーは室外機の機能を損ねるので要らないものです。
文字どおりにカバーしてしまうと室外機自体を壊すことにもなりかねません。

大手エアコンメーカーのホームページでは

大手エアコンメーカーのホームページに、室外機について次のようなコメントがあります。

・特に冷房運転時は室内の熱を室外機で外部に放熱しています
・室外機ファンの吹き出し口がふさがれていると、熱がこもり放熱されにくくなってしまうため、運転効率が低下してしまうことがあります
・室外機の放熱(ファンの吹き出し)を妨げないよう、日除けなどで遮熱することで、運転効率の低下を軽減することができます
・日除けは、室外機が直射日光を受けやすい場所にある場合は、日差しを遮ることで、まわりの温度上昇を抑えやすくなります
・それによって室外機への負担がやわらぐため、結果的に冷房効率の低下や消費電力の増加を抑える効果が期待できます
・特に外気温35℃以上の猛暑日や西日が長時間当たる場所では取り入れたい対策です

「室外機カバー」という言葉は使われておらず、「日除け」という言葉が使われています。

「日除け」は室外機の負担を軽減し、冷房効率の低下や消費電力の増加を抑える効果がありますが、その「日除け」でさえも、必ずしも必要なものではない、とされています。

一方、「室外機カバー」とは、室外機全体を覆うカバータイプのものです。
・日除けに比べて、エアコンの空気の通り道を妨げやすく、逆に室外機に負担がかかってしまうこともある
との見解が示されています。

エアコン稼働中なら室外機カバーは取り外す

室外機の主な役割は、熱を屋外に捨てることです。
正面の発熱ファンや裏側・側面の吸気口を覆ってしまうと問題が生じます。

・排熱がこもり効率が悪化する
その結果、冷房は効かなくなり、電気代も上がる
・コンプレッサーに負荷がかかる
室外機の寿命が縮まる

すでに用品業者の室外機カバーを設置してしまっているなら、エアコン稼働中には取り外したほうがいいと言えます。

室外機カバーが不要な理由を技術面から理解する

室外機そのものは、雨風や日光に耐えるタフな「金属製シェルター」として作られています。
室外機のボディーに、すでにカバーの役割があります。

用品業者が扱っているカバーが基本的に不要な理由がここにあります。

それが分かれば、室外機カバーは、むしろデメリットと言えるのが理解できるでしょう。

室外機は、耐候性を持つ堅牢なボディー設計がされています。
販売地域における環境下なら、ほぼ全天候型と言えますし、雨水の排出機構も備わっています。

室外機は、様々な条件下で品質を維持できるように設計されているので、わざわざその外側にカバーを設置する必要はありません。

用品業者の言葉には注意が必要

用品業者側は「分かりやすい」言葉を使って消費者に訴求します。

マーケティング目的で「訴求」し、消費者に向けた広告や文章で商品の魅力を伝えます。
そうして消費者は購入意欲を掻き立てられます。

ネット通販の用品業者は
・室外機をオシャレに隠す
・室外機を守る
・室外機上を収納スペースにする
・雨風や日差しからガードする
・省エネ効果と劣化防止
などのキャッチコピーを使ってアピールします。

しかし、先に述べたとおり、これらの言葉は無意味です。
用品業者の言葉には注意が必要です。

おわりに

エアコンの室外機カバーの意味分かってる?
という疑問から記事を起こしました。

素朴に考えて「カバーは覆う意味」なので、それをしたらダメでしょうということです。

室外機カバーは、ほぼ用品業者の製品です。

こうした用品業者に対し本体メーカーは口出しできません。

知っておくべきことは、室外機の効率が低下したり故障しても本体メーカーの責任ではないということです。

消費者側において、用品業者のその製品がどういうものかを見極める見識が必要です。

メーカーの在籍経験から、肌で感じていることを記事にしました。
参考としていただければ幸いです。

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