パソコンが「使えて、できて、分かる」とはどのくらい?

コラム

パソコンが「使える、できる、分かる」ってどんなレベル?

理想は「使えて、できて、分かる」ことでしょう。
使えるし、できるし、何でも分かったら最高です。

どこまでいけば、その状態になるのか考えてみます。

パソコンの習熟度

パソコンが使える使えないというのは主観的に語られると思います。

パソコンスキルは、エクセルやワードだっり、デザインや編集だったり、プログラムだったりと、多岐に亘ります。

それらひとつの中にもレベルの違いがあります。

やっかいなのは、以前は使えていても、久しぶりだと使えなくなることです。
ソフトがバージョンアップして使い方が変わると満足に使えません。
ただでさえ、パソコンの細かい機能は、使っていないと忘れやすいものです。

パソコンの仕組みを知ろうとすると、ソフトやハードのこと、インターネットの仕組みのこと、周辺機器のこと、それら全般の設定のことなどいろいろあります。
あと、セキュリティ対策の知識も必要です。
挙げればきりがない感じです。

専門分野が異なると、素人に近い状態であったりします。
ある分野のプロのパフォーマンスには敵わないことは常です。

自動車の運転でも、自分ひとりで乗るときの運転が上手な人が、他人を乗せたとたんに運転が下手な人になることは、往々にしてあることです。
こうしたことに似ているのではないでしょうか。

このように、パソコンの習熟度を測るのはとても難しく思えます。

パソコンは奥が深くて「全て知り尽くしている」状態は、おそらくないでしょう。

パソコンが「使える、できる、分かる」の違い

ここでパソコンが「使える、できる、分かる」の定義を考えてみます。

使えるは、エクセル、ワードなどのofficeソフトをある程度は使えるという感じ。
できるは、ネットワーク設定、パソコン設定、セキュリティ設定など一応の設定ができるという感じ。
トラブルが生じたときに自分で解決できるレベルが「できる」と思えます。
分かるは、パソコンが組み立てられる、CPUやメモリーなどハードのことが分かり、BIOSでの操作、簡単なプログラミング、レジストリ操作などが分かっているという感じ。

こんな感じが一般的と思えます。
でも「できる、分かる」は、一般的ではないかも知れません。
設定やハードや仕組みについてはアレルギー反応を示す人も多いみたいですから。

一方の「使える」の中にも奥深いものがあります。
officeソフトを100%使える人はほぼいないでしょう。

マイクロソフトも「officeは産業界で最も広く使われているアプリケーションですが、ほとんどの人はその機能を活用しきれていません。ある調査では、機能のうち2割程度しか使っていないという結果が出ています。」と語っています。

パソコンで何かしらができたらいい

エクセルやワードが使えるから「できる」でもいいと思います。
でも本人としては「できる」とは思ってなかったりすることもあります。
その人の理想の違いにより様々でしょう。

それでもパソコンで何かしらができていたり、仕事でいつも使っているなら、少なくとも「使えてる」とは言えるでしょう。

パソコンが本当に使えるとは

パソコンが「使えて、できて、分かる」の初歩レベル

例えば、パソコンが動かなくなった(パソコンが固まった)、印刷ができなくなった、インターネットにつながらなくなった、マウスやキーボードが使えなくなった、などは誰しも経験するでしょう。

すぐに他人に聞いたりしていると、なかなかトラブルに対処するスキルが身に付きません。
たとえエクセルやワードができてもパソコンが使えるとは言い難いでしょう。

パソコンのよくあるトラブルに対処できて不安がないレベルが理想です。

稀なトラブルにも対処できれば、さらに理想的なレベルでしょう。
ここまで習熟していれば、パソコンが「使えて、できて、分かる」と言えるのではないでしょうか。

パソコンの「使えて、できて、分かる」は果てしない

先にパソコンを「全て知り尽くしている」人は、おそらくいないと言いました。

この考えが正しいなら「使えて、できて、分かる」へ至るのは果てしないものです。

パソコンやアプリケーションソフトが進化し続ける限り、利用者が追いつくことはないかもしれません。

おわりに:自分のパソコンスキル

パソコンが難しいという話しを耳にします。

私もそう思っていました。
仕事レベルで30年近く使っていてもエクセルやワードやメールなどの使用が殆どなので「できる、分かる」という自信がありません。
情報システム部員やパソコン開発者でもないと、パソコンを知っているという感覚はおそらくないでしょう。

自身の転機はコロナです。
その後の5年でパソコンスキルが変化しました。
在宅勤務が始まったことで他人に頼らなくなって、能動的に調べることが習慣化しました。
そして様々な機能を使うことも増えました。

そうして分かる範囲が広がっていきました。

また、自宅ではロースペックPCを使っていたことが、速度アップの方法を試すきっかけになりました。
私には、ロースペックPCを使っていたらダメとは思えません。
ロースペックPCゆえのトラブルもあり、それらを自分で解決していくことは経験になります。

私としては、設定関係やセキュリティ関係に習熟することがパソコン使用時の安心感を上げると思っています。
officeソフトの細かいことができても、この安心感は得られないと思えます。

パソコンの使用に不安がないことで、案外パフォーマンスが上がると感じています。

より深くパソコンを「使えて、できて、分かる」といいものです。

パソコンスキルの考え方は人それぞれですが、参考になればと思います。

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