WindowsPC「デスクトップ左上に小窓が現われタイプした文字が入ってしまう」現象の説明と使い道

使い方

WindowsPCを使っていて、たまに出くわす謎の現象があります。
デスクトップ左上に小窓が現われて、タイプした文字が入ってしまいます。

意図せず現れるので「えっ?」っと思いますよね。
知らずに自分が「何かやってしまったかな」と考えても分りません。
「BACK SPACE」で戻ったり、「ENTER」を押せば消えるので、ずっと理由も知らずにいました。

このままでは「邪魔」で「迷惑」なだけの、よく分からない現象で終わってしまいます。
しかしこれ、システムとして必要な機能のようです。

そこで今回は、「デスクトップ左上に小窓が現われタイプした文字が入ってしまう」現象について、その説明と使い道を紹介します。

「デスクトップ左上に小窓が現われタイプした文字が入ってしまう」のは何か?

じつはこれ、IME の機能そのものです。

文字入力の画面が選択されていない状態で日本語入力になっていると、小窓の「入力フォーム」が現われて、そこに文字が入ります。

日本語入力のときに文字を打って「ENTER」で確定しますが、デスクトップは文字入力ができない領域です。
そこに文字を打とうとすると、小窓が現われて一旦文字が入るように設計された仕様です。
この場合に「ENTER」で確定する行為をしても、その文字の行き場がないので消えます。

この現象は、入力画面が選択されていても、入力欄が日本語入力に対応していない場合にも起きたりします。

「デスクトップ左上の入力フォーム」が出る機能の使い道

「デスクトップ左上の入力フォーム」は、多くの人は要らないと思うようです。
しかし、この機能自体をオフにする方法はないので困ります。
どうしても停止したいならIMEをオフにするしかないでしょう。

ただ調べてみると、この機能は以外にも使い道があります。
単に「邪魔」で「迷惑」なだけのものではないことが分かります。

この機能は
・文字入力の画面が選択されていない
・日本語入力がオン
になっているときに、キーボードで文字を打つと、小窓の「入力フォーム」が現われます。

ここで確定「ENTER」したときに、その文字の行き場がないので「入力フォーム」の小窓は消えます。
このときに、アクティブとなっている画面をよく見ると、「入力フォーム」に打たれた文字に一致するフォルダやファイルが選択された状態であることが分かります。
※選択されたところにフォーカスされる
※「整理」と打って確定したら「整理ボックス中身」のファイルが選択された

デスクトップやエクスプローラーにフォーカスが当たっているなら、そのフォーカス内でさらにヒットしたフォルダやファイルにフォーカスされる仕組みです。

この選択された状態からは、次の展開も可能になります。
矢印キーで動かせますし、「ENTER」キーで開けます。

まとめ

WindowsPCで、「デスクトップ左上に小窓が現われタイプした文字が入ってしまう」現象の説明と使い道を紹介しました。

IME の機能であって、システムとして必要なものだと分かりスッキリしました。
活用の仕方が分かって、よく分からない現象で終わることがなくて良かったのではないでしょうか。

パソコンを触っていると、「あれっ?」と思う動きをすることがあります。
今回のように「邪魔」で「迷惑」と思われた現象が、便利なものに変わったらいいですね。

パソコンは、より良く使いたいものです。
この記事が参考になれば幸いです。

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