アプリとソフトの違い「IT用語を使い分ける」

IT

なんとなく使っていて、実は分かっていないIT用語のひとつに、アプリとソフトがあるのではないでしょうか。

そこで今回は、アプリとソフトという言葉を場面に応じて適切に使いたい方のために、言葉の意味を解説します。
まず、フル表現ですが、アプリはアプリケーションソフトウェア、ソフトはソフトウェアです。

この記事は
・アプリとソフトの違いを知りたい
・アプリとソフトの言葉を適切に使いたい
方におすすめです。

ソフトウェアとは

ソフトウェアの定義

ソフトウェア(Software)は、ハードウェア(Hardware)と対比される言葉
パソコンやスマホを動かすためのプログラムが組まれているものをソフトウェアと呼ぶ

ソフトウェアの分類

ソフトウェアは、2つに分類される
基本ソフトウェアのOS(オペレーティング・システム)
応用ソフトウェアのアプリケーションソフトウェア

OSとアプリの関係性

OSはハードウェアを動かす
※パソコンやスマホを制御するのに必要
アプリケーションソフトウェアはOSの上で動作する
※ユーザーが操作するのはアプリケーションソフトウェア

OSとアプリの役割

OSはアプリケーションが動作するベースとなり、その意味から基本ソフトウェアと呼ぶ
※OSはアプリケーションソフトウェアが動く環境を作る
アプリケーションソフトウェアはOS上で個々の機能を動かすもので、その意味から応用ソフトウェアと呼ぶ
※アプリケーションソフトウェアはOS上で具体的な作業を実現する

OSは、パソコンやスマホに最初から入っているので、言わばプラットフォームです。
アプリケーションソフトウェアは、パソコンやスマホにインストールしたり、Webブラウザ上で動作させたりすることで、ユーザーの作業を実現します。

OS(オペレーティング・システム)の例とできること

パソコンのOS

・Windows
・MacOS

スマホのOS

・iOS
・Android

できること
・入力した文字の画面表示
・ファイルの保存や読み込み
・印刷の実行
・その他

アプリケーションソフトウェアの例とできること

パソコンのアプリ

・Word
・Excel
・powerpoint
・メモ帳
・ペイント

スマホのアプリ

・line
・Instagram
・Twitter
・その他多数

できること
・文書の作成
・表やグラフの作成
・写真の加工
・音楽の編集
・動画の編集
・その他

できることから分かるのは

OSはパソコンやスマホを動かすソフト
アプリケーションは写真加工など目的に沿った作業を行なうソフト

違いをややこしくしている理由

スマホやタブレットが登場してから、アプリと言う言葉が出てきました。
そのころから、携帯端末用のアプリが増え始めました。

以前は、パソコンの応用ソフトの場合、表計算ソフトとかゲームソフトとか言っていたはずです。
それがいつのまにか、スマホやタブレット向けの言葉と同じように使われ始め、表計算アプリとかゲームアプリという言い方に変わりました。
スマホやタブレット向けの言葉の使い方に押し切られ、パソコン用ソフトも倣うようになったのでしょう。

パソコンでは、これらの「アプリケーションソフトウェア」のことを「ソフト」と言ったり「アプリ」と言ったり、混在して使われていることが、分かりづらいです。

おわりに

アプリとソフトの違いについてお話ししたら、ややこしい話しになりました。
説明はしづらいです。

アプリとソフトは同じ意味なのに、しだいに言葉が変わってきたので違うものに聞こえる。
一方、ソフトは基本ソフトと応用ソフトがあるので、余計に分からない。

まあ、そんなところです。

ひとつひとつの言葉の使い方から、アプリとソフトの意味はつかめたのではないでしょうか。

いかがだったでしょうか。
少しでもお役にたてたのなら幸いです。

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