意外と知らないかも?「マウスホイールのクリック」

使い方

マウスホイールには、意外と知っている人が少ない機能があります。

ホイールは、クルクル回すだけではありません。
クリックすることもできます。

今回は、マウスホイールの操作と機能について紹介します。

Windows用の3ボタンマウス

Windows用マウスの基本構成は、左右2つのボタン、中央のホイール、下部の読取りセンサーです。
ホイールはボタン機能も兼ねています。
そのため3ボタンマウスと呼ばれます。

ここでは、ホイールの使い方をみていきます。

マウスホイールの操作は、回す、クリックする、の2つです。

ホイールをクリックすることを、ホイールクリックやミドルクリック(中央クリック)といいます。

マウスホイールの操作と機能

回す操作とクリックする操作があります。

マウスホイールを回す

スクロール、拡大縮小、音量変更などの機能があります。

スクロール

アプリケーション上でホイールを回すと、その画面をスクロールできます。
この場合、画面の右側にスクロールバーが出ていないなら動作しません。

拡大縮小

アプリケーション上で「Ctrl」キーを押しながらホイールを回すと、画面を拡大縮小できます。
ただしこれは、そのアプリケーションでの機能が有効になっている必要があります。

音量変更

タスクバーのスピーカーアイコン上でホイールを回すと、音量変更できます。

マウスホイールをクリックする

自動スクロール、リンク先を別タブで開く、タブを閉じる、アプリを別ウインドウで開くなどの機能があります。

自動スクロール

アプリケーション上でホイールクリックすると、マウスポインターが上下矢印に変化します。
その状態で、マウスを上下に動かすと、画面をスクロールできます。
この場合、画面の右側にスクロールバーが出ていないなら動作しません。
解除するには、もう一度、ホイールをクリックします。

アプリケーションの画面によっては、上下左右の矢印になって、上下左右にスクロールできる場合もあります。

リンク先を別タブで開く

リンク上でホイールクリックすると、リンク先を別タブで開けます。
※サイトの作成者が「同じ画面で開く」と実装した場合にも開ける

タブを閉じる

タブ上でホイールクリックすると、そのタブを閉じられます。

アプリを別ウインドウで開く

アプリを開いている場合に、タスクバーのアイコン上でホイールクリックすると、同じアプリを別ウインドウで開けます。

ホイールクリックでリンク先を別タブで開けるのは便利

「マウスホイールのクリック」のいくつかの機能を見てきました。

なかでも、リンク先を別タブで開ける機能は便利です。

サイトを見ていて、同じタブでリンク先に移行していくと、前の記事に戻るのが手間です。
リンク先を別タブで開いておけば、タブの切替えだけで済むので便利です。

検索のさい、表示された候補の内容を切替えつつ見るときも、別タブが便利です。

また、ECサイトの商品リンクを別タブで開けば比較が容易です。

初めて使ったとき、リンク上でホイールを押す(クリック)だけで、別タブで開けるのは感動します。

タッチパッドでもホイールクリック機能が使える

ノートパソコンのタッチパッドでも、ホイールクリックと同じ機能を使えます。

前提として、この機能の割当てが必要です。

スタートメニュー > 設定 > (Bluetoothと)デバイス > タッチパッド
と進みます。

「3本指ジェスチャ」の「タップ」のメニューから「マウスの中央ボタン」を選択します。

これで、リンク上でタッチパッドを3本指タッチすると、リンク先を別タブで開けます。

ただ、ノートパソコンによっては微妙です。
意図せず、違う動きをするからです。

誤動作なのか、自分で何かに触れたのか、静電気のせいか、思うように反応しないことがあります。

「使いにくい」と感じたら、この機能の割当てを止めるといいでしょう。
筆者のノートパソコンも微妙なので止めました。

おわりに

意外と知っている人が少ない「マウスホイールのクリック」を重点に、マウスホイールの操作と機能について紹介しました。

まだ使っていないなら試してみるといいでしょう。

参考になりましたら幸いです。

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