URLとは何でしょう？
皆さんは、何と答えますか。
誰にでも、なんとなくしか分かっていない時期はあるものです。
筆者も「URLはURLでしょ、アドレスバーに表示されるもの」ぐらいの理解だった頃があります。
パソコンを使っていて、もう少し詳しく説明できたらいいな、と思ったりします。
仕組みを知ってパソコンを使えると、見え方が変わるでしょう。
この記事では、専門用語を一般的に通じる言葉で説明します。
URLとは(用語の説明)
・インターネット上のホームページの場所を記している住所を含んだもの
・URLは「Uniform Resource Locator(ユニフォームリソースロケータ)」の略で、和訳は「統一資源位置指定子」
インターネット上のホームページ(Webサイト)やファイルの場所や情報を示す
ホームページアドレスのこと
・コンピューターはインターネット上の情報を「ＩＰアドレス」という数字だけの情報で認識している
それを人が理解しやすいように置き換えたものが、URLの中に含まれている「ドメイン」
「ＩＰアドレスとドメインの関係」を記事にしています。
記事はこちら↓
ＩＰアドレスとドメインの関係「ＤＮＳ(ドメインネームシステム)を理解しよう」
URLの構成以下のURLを例に説明します。
以下のURLを例に説明します。
① https://www.aulife.hatenablog.jp/entry/2022/04/22/121647
② https://hajimenet.com/ipaddress-domain/
分解すると
https ←プロトコル
①②共通
https:// ←スキーム
①②共通
①www ←ホスト名
②は、ホスト名が省略
①aulife.hatenablog.jp ←ドメイン
②hajimenet.com ←ドメイン
①entry ←ディレクトリ
②は、ディレクトリの設定無し
①2022/04/22/121647 ←ファイル名
②ipaddress-domain ←ファイル名
プロトコル
・インターネットを通じてデータのやり取りを規定したルール
・まず、「http」とは「Hyper Text Transfer Protocol(ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)」の略で、和訳は「ハイパーテキストの移動手続き」
言葉で説明すると、「http」は、違うページへリンクができる「ハイパーテキスト」を「転送(Transfer)する手続き(Protocol)」を示す命令の意味
・「https」は「Hyper Text Transfer Protocol Secure」の略
「Secure(セキュア)」は「安全な」という意味
「http」のルールに暗号化機能をつけ、セキュリティを強化したもの
・「https」には「http」の意味に加えて「鍵をかけて安全にする」という命令文が追加されている
スキーム
・URLの構造や枠組みを表す
どのプロトコルを使うのかを明示している
「このURLはこのプロトコルのルールで通信します」というルールを規定する役割
ホスト名
・ネットワークに接続された機器やサーバー(ホスト)の名前を指す
一般的に「World Wide Web(ワールドワイドウェブ)」の略である「www」が利用される
和訳は「世界中に張り巡らされたクモの巣」
・「www」は省略することも可能
ドメイン
・インターネット上の住所をあらわすもの
サイトを特定するために使われる
ディレクトリ
・サーバー内にデータを保管しておく場所(フォルダ)のこと
webサーバー内のフォルダ名と位置を表す
・設定しないことも可能
ファイル名
・ディレクトリの中に収納されているファイルを指す
以上が、URLを構成する用語の定義です。
ここから分かることは、URLの核となる部分がドメインであるということです。
URLもドメインも「インターネット上の住所」を表す言葉なので、よく混同されます。
URLとドメインの違いとは？
・ドメインは、ホームページの住所ともいえるURLの一部
・ホームページアドレスは、ドメイン名の前に「www」のような文字列(ホスト名）と、区切りの意味がある「.(ドット)」が追加されて「www．ドメイン名」という形でURLを構成する
・ドメインはどこの住所にサイトがあるのかを示し、URLは、言わばその住所や番地、建物名や部屋名まで全てまとめたものを表す
・URLとドメインの違いは、URLは全体で、ドメインがその構成要素であるということ
・URLは複数の要素から構成されていて、その中でもドメインはweb上での住所を表示している
以上、URLとドメインとの違いを説明でした。
全体像はつかめたのではないでしょうか。
仕組みを知ってパソコンを使うと、周辺の見え方が変わると思います。
少しでもお役にたてたのなら幸いです。
