Windows11はSSDの寿命を標準機能で確認できます。
この機能はWindows10にはありません。
今回は、Windows11でSSDの寿命を確認する方法を見てみます。
※ここで調べられるのは「NVMe SSD」のみ
SSDの寿命を確認する方法(Windows11)
SSDのプロパティを開く
「スタートボタン」から「設定」をクリックします。
「設定」画面から、「システム」の「ストレージ」をクリックします。

「ストレージの詳細設定」をクリックします。

「ストレージの詳細設定」メニューの「ディスクとボリューム」をクリックします。

SSDドライブとパーティションが表示されます。

SSDの「プロパティ」をクリックします。
詳細や状態、ドライブの正常性が表示されます。

SSDの寿命を確認する
「ドライブの正常性」に次の表示があります。
・利用可能なスペア:xx%
・温度:xx℃
「詳細についてはここをクリックしてください」をクリックすると「マイクロソフトのサポート」が開きます。
マイクロソフトサポートはこちら↓
ストレージ デバイスに対する重大な警告に関する操作
それぞれの表示が以下のように説明されています。
推定残存時間(推定持続時間)
使用されるおおよその割合。
これは、製造元の運転寿命の予測に基づいています。
値の上限は 0%ですが、消費が可能な以下の値は、デバイスの障害を自動的に意味するわけではないことに注意してください。
使用可能なスペア(利用可能なスペア)
使用可能な残りの予備容量の正規化されたパーセンテージ(0%から100%)。
温度
デバイス全体の温度(摂氏)。
「ドライブの正常性」を測る3つの属性について
「ドライブの正常性」には、ディスクのパフォーマンスに影響を与えるものとして、属性が3つ表示されます。

これらにより、ディスクの正常性を確認します。
推定持続時間は SSDの信頼性を%で表します。
この計算は、メーカーが予測したSSDドライブの残存寿命を、パーセントで表示します。
ざっくりした数値なので正確でないこともあります。
SSDの推定持続時間が 0%と表示されても、必ずしもSSDが故障しているわけではありません。
単に、SSDドライブの性能が、その書き込み/消去の回数を完了して、メーカーの予測値に達したことを示すに過ぎません。
利用可能なスペアは、SSDの総容量のうち、ユーザーが直接利用できる領域とは別に、SSDの正常な動作と寿命を維持するために確保されている予備の容量を指します。
温度は50℃以下であれば特に問題はありません。
SSDの最適な動作温度は20℃から50℃程度です。
負荷時でも60℃を超えないように管理することが望ましいとされています。
そのため60℃を超えるようであれば下げる対策が必要です。
おわりに
Windows11でSSDの寿命を確認する方法を見てきました。
WindowsではSSDドライブに問題が生ずると次のメッセージが表示されるとのことです。
「ストレージデバイスは故障の危険性があり、注意が必要です」
SSDのプロパティの開き方、寿命の確認方法、ドライブの正常性を測る3つの属性について知っておくといいでしょう。
この記事が参考になれば幸いです。