スマホ2台持ちがどのくらいいるのか気になります。
調べましたが、調査機関によって数字に違いがあります。
30%近いとしているもの、約1割としているもの、いろいろです。
実際、携帯電話回線を契約する時に、何回線目の契約ですか、と問われることがありません。
なのでスマホ2台持ちの人がどのくらいいるのか実態は分かりません。
スマホ2台持ちの人数とか割合
これは調査機関によってまちまちです。
調査人数や対象も違っていたりして実態がつかめません。
なので、ここでは私の考え方を紹介します。
2022年に携帯電話契約数が2億台を越えました。
この数字だけでも、スマホ2台持ちがどのくらいいるか察しがつきます。
相当な人数いることが伺えます。
※携帯電話とスマホはほぼ同義として話を進めます
会社で携帯を貸与された人は、個人携帯と会社携帯の2台持ちですね。
これも一般的にはスマホ2台持ちに入ります。
しかし知りたいのは、個人でのスマホ2台持ちです。
私の周りで個人携帯と会社携帯の2台持ちの人は現役世代に多いですね。
とりわけ営業職の人に多く、営業以外は少なくなります。
また、営業以外でも重要度の高い業務をしている人や役職者には多いです。
純粋に個人でのスマホ2台持ちの人には、あまり見掛けませんが、知り合いにスマホ5台持ちの猛者がいます。
でもその方の回線契約は2回線です。
恐らくですが、スマホを何台も持っている人でも回線契約は2回線止まりと思えます。
3回線以上の人になると、通信速度や使い勝手を調査したりする目的の人に限られるでしょう。
スマホ3台持ち以上の人はそこそこいるが、回線契約はお金が掛かるので、3回線以上契約している人は極めて少ないと考えられます。
携帯電話契約数から見当づけるスマホ2台持ちの人数
調査機関の調査結果がまちまちなのは、調査対象が違ったり、貸与を含むか否かが違ったり、2台持ちが所有の意味か回線契約の意味かで違ったりしているからと考えます。
はっきり申し上げて実態が分からないですね。
そこでさらに考えてみます。
総務省が令和3年に発表した「通信利用動向調査」では、2021年のスマートフォンの世帯保有率は88.6%でした。
同時期の固定電話(加入電話)の世帯保有率は66.5%ですから、どれだけスマートフォンが普及しているか分かります。
携帯電話が固定電話(加入電話)を越えたのは2000年です。
固定電話(加入電話)が5000~6000万台で推移していたところ、1990年代に拡大した携帯電話が10年で追い越しました。
私の周辺では、1995年の阪神淡路大震災後に携帯電話が急拡大しました。
※私も1995年に携帯電話を所有
拡大の推移を見ると1995年からが顕著です。
世間で携帯電話が認知されたのが1995年頃と考えると、そこから固定電話(加入電話)を追い越すのに要したのは6年です。
2007年には携帯電話契約数が1億台を越えます。
その後も拡大を続け、2022年には2億台を越えます。
①個人携帯を携帯電話使用対象者全員が各1台持つ場合の総数
携帯電話使用対象年齢を10歳から90歳と仮定すると人口の約9割です。
一般的な年齢別人口ピラミッドからするとそうなります。
総人口は約12600万人です。
総人口の9割をざっくりと11300万人とします。
この数をそのまま個人携帯の台数と見做し、11300万台とします。
②会社携帯を就業者全員が各1台持つ場合の総数
就業者数は約6700万人です。
就業者全員が会社携帯を貸与されているとします。
こちらはそのまま会社携帯の上限数となり、6700万台とします。
①と②を足すと約18000万台です。
この数は個人携帯と会社携帯を各1台持つものとして足した総数です。
そして上限数とも言えます。
携帯電話契約数が2億台とすると、差である約2000万台の用途が不明です。
ただ不明ながら言えそうなのは、スマホ2台持ちの上限数が見当づけられたということです。
スマホ2台持ちの人数がどのくらいいるのか
スマホ2台持ちかもしれないのは最大で約2000万人です。
ここまで調べて約2000万台の用途が不明でしたから、この数が上限です。
携帯電話使用対象者の約18%です。
この割合は、調査機関による結果のほぼ中間です。
※調査機関は30%から10%の間でいろいろ
※調査機関の調査は会社携帯も含めた2台持ちなので高い割合になっている
ここで導いた数字は最大の数と割合です。
実際、純粋な個人スマホ2台持ちはこの何割かになるでしょう。
実感としては割合にして5%ぐらいかなと思われます。
※私の周辺での状況
あなたの周りではいかがでしょうか。
導いた数と割合は高くなりましたが、そこそこ実態を反映しているかなと思います。
まとめ
スマホ2台持ちの人数と割合について調べてきました。
ざっくりした調べ方ですが、見当はずれの結果ではないようです。
私の調べ方はこんな感じです。
基礎となる数字を押さえておけば、その数が変化しても大体のことが分かります。
調査機関によって変わる数や割合を当てにしないで済みます。
どちらの数字が正しいんだろう、とか悩むことなく自分で考えることもできますし、変化を先取りすることもできます。
※調査機関が公表するのは過去の数や割合
おわりに紹介しますが、私はスマホ2台持ちです。
2台持ちはデメリットかなと思ったことはあります。
じつは、考え方を変えたらメリットばかりです。
持ち方と使い分けを考えると、メリットの多い運用ができます。
そのあたりは、また別の記事にまとめたいと思います。
今回の記事が参考になれば幸いです。