Webブラウザと検索エンジンの役割

IT

ブラウザや検索エンジンって何か?

何となく分かったようで分からないまま使っていると思います。
今回はブラウザや検索エンジンの違いをまとめました。

それぞれの違いを知ることは無駄にはならないと思います。

Webブラウザとは

ブラウザは、インターネットの入口であって玄関の役割を果たします。
インターネットに公開されているホームページ(Webサイト)を閲覧するためのソフトウェアです。
このソフトウェアのおかげで、Webサイトを解読して画面に表示できます。

ブラウザの英語はbrowseです。
「拾い読みする」「ざっと見る」「閲覧する」などの意味があります。

ホームページを見るとき、Webブラウザからホームページの保管先のコンピュータ(Webサーバ)に対しリクエストがされます。
そのリクエストに対して、WebサーバはWebブラウザにファイルをあげます。

会話形式にするとこんなやりとりです。
Webブラウザ「このページをください」
Webサーバ「分かった、はいこれです」

Webブラウザはその機能を使って、Webサーバがくれたファイルをブラウザの画面に出します。

Google Chrome(グーグルクローム)、Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)、Safari(サファリ)はWebブラウザです。

検索エンジンとは

検索エンジンは、ネット上から特定のデータを探す役割を果たします。
検索窓と呼ばれるテキストボックス(検索ボックス)に任意のキーワード(検索キーワード)を入力すると、そのキーワードに関連したページを探してくれます。

検索エンジンはいくつかの形式があるが、主流はロボット型検索エンジンです。
検索エンジンは、「クローラー(またはスパイダー)」と呼ばれるロボットによって定期的にインターネット上のWebサイトをクロール(巡回)してデータを収集しています。
収集した情報は、検索キーワードに沿ったWebサイトのページを検索結果に順位付けして表示されます。

クローラーは、ホームページの情報を収集して周っているプログラムです。
リンクが張られていると、そのリンクを辿っていきます。
こうして関連するWebサイトの情報を収集します。

検索キーワードに関連したページを探したら、あとはその表示する順番がどうなるかです。
順番を決めているのも各検索エンジンです。

Webサイトを各自のシステムで評価して役に立つと思われる情報の順に表示させます。

打ち込む検索キーワードで関連ページが洗い出され、そのページへの評価によってランク付けがなされるわけです。
そうしてページが順番に並べられます。

Google(グーグル)、bing(ビング)は検索エンジンです。

Yahoo!Japanは、かつては独自の検索エンジンを使用していました。
しかし現在では、Googleの検索エンジンを使用しています。
なので今は、YahooとGoogleの検索結果はほとんど変わりません。

ちなみにYahoo!Japanはポータルサイトと呼ばれるWebサイトで、検索窓やトピックがトップページに組み込まれています。

また、bingとGoogleではWebサイトを評価する仕組みが違います。
そのため、Googleやyahooとは全く違う検索結果になります。

Webブラウザと検索エンジンの役割をひとことで言えば

WebブラウザはWebサイトやプログラムを解読して画面に表示させるソフトウェアです。

検索ボックスに打ち込んだキーワードは、その検索エンジンへと送られます。
瞬時に処理され、検索エンジンは検索結果のWebデータを返してきます。

検索エンジンから返されたWebデータは、Webブラウザによって解読されて、その画面に表示されます。

Webブラウザと検索エンジンの役割をひとことで言えば、こんな感じです。

まとめ

Webブラウザと検索エンジンの違いを見てきました。

それぞれの意味は理解できても、ブラウザの表示領域の一部に検索エンジンが陣取っていることが分かりづらい原因でしょうか。
役割を分担している捉えれば理解が及びやすくなるでしょう。

Webブラウザと検索エンジンは一体化して併存していると言えますね。

全体像はつかめたのではないでしょうか。

仕組みを知っておくことは何かの役に立つでしょう。
参考にしていただけたら幸いです。

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