Edge「検索バーを起動する」は必要か?

ブラウザ

Microsoft Edgeで「検索バー」をデスクトップに設置できます。

便利と言えば便利かもしれませんが、必要性を感じません。

今回は、この機能を確認しつつ、使うメリットがあるか考えてみます。

Edge「検索バーを起動する」とは

「検索バーを起動する」とは、「検索エンジン」がブラウザとは別に単独設置されるものです。
2年前(2023年)に追加された機能です。

Microsoft Edgeの設定メニューから「その他のツール」>「検索バーを起動する」で設置できます。

検索バーは、ドラッグすることで、デスクトップ上のどこにでも移動できます。

検索バーはブラウザを閉じても起動しています。

Edgeブラウザは
・タスク中で、終了はしていない
・タスクマネージャーで実行中のアプリとして確認できる

また、使わないときは半透明になります。

検索バーから検索すると、Edgeブラウザが起動してBingで検索します。

ちなみに検索エンジンは、Microsoft Edgeの設定メニューから変更できます。
※「プライバシー、検索、サービス」>「検索と接続されたエクスペリエンス」>「アドレス バーと検索」>「アドレスバーで使用する検索エンジン」のメニューから変更

「検索バーを起動する」を使うメリット

マイクロソフトでは
・どこからでも、何でも検索
・生産性を高める
・完全なブラウザーウィンドウを開かずにデスクトップで楽しむことができる
などをメリットとしています。

「検索バーを起動する」のメリットの現実は

そもそも「検索ボックス」がデスクトップにあります。

「検索ボックス」を使えば、検索バーと同じことができます。
移動はできませんが、使いやすい場所にあります。

・何でも検索
・生産性を高める
・完全なブラウザーウィンドウを開かずにデスクトップで楽しむことができる
などは十分可能でしょう。

わざわざ検索バーを使うメリットは薄いと言えます。

Edgeの「検索バーを起動する」は必要か?

タスクバーの「検索ボックス」のメリットは
・利便性の向上
・タスクバーから直接検索
・ブラウザを開く手間が省ける
・さらに検索ボックスでは、Windows内のアプリや設定も同時に検索できてシステム全体の操作が行える
・検索結果はEdgeブラウザで表示され、Bingの検索機能を使える
などです。

検索バーのメリットを含んでいるので、検索バーを使うメリットは薄いと思います。
「検索ボックス」を使えばいい話しです。

また、何かしらのウインドウを開いて使っていると、そのウインドウに隠れていて検索バーの存在が分かりません。
タスクバーにそのアイコンもないのでウインドウを閉じていかないと検索バーが現れません。

マイクロソフトが言っている「どこからでも検索」はできません。
そのため、使いづらい機能です。

筆者には「検索バーを起動する」は必要と思えません。

おわりに

Edgeの「検索バーを起動する」を使うメリットが見つかりませんでした。

端的に言って、マイクロソフトはBing検索を使わせたくて、そちらへ誘導していると思えます。

それが、タスクバーに「検索ボックス」があるにもかかわらず、デスクトップに検索バーを追加してきたことに表れています。

マイクロソフトがWeb検索機能を使ってユーザーの情報を収集していることは知られています。
そうして吸い上げた情報を事業展開に利用しています。

また、ユーザーがBingを使えば、マイクロソフトに広告収入が入ります。
だから、多くの人にBing検索を使わせることに注力します。

Bing検索自体は改善も進化もしないなか、マイクロソフトは小手先のことで簡単に収益が上げることに関心があるように思えます。

このあたり、Windowsユーザーも気づいている人が多いと思うので、マイクロソフトには検索能力の向上に一生懸命になってもらいたいものです。

以上、参考になりましたら幸いです。

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