「PC版LINE」は、スマホの「LINEアプリ」をパソコン上でも利用できるサービスです。
以前の記事
「スマホが起動しなくなって何もできなくなるとき」
のなかで、対策として、PCにもLINEを設定したことを紹介しました。
記事はこちら↓
https://hajimenet.com/sumaho-broken-what-i-did/
今回、PC版のLINEについて、あらためてまとめます。
PC版のLINEの特徴
①スマホとの同期ができる
スマホで利用するスマホ版LINE(LINEアプリ)とPC版LINEは、同じアカウントでログインでき、トーク履歴やメッセージの既読、友だちリストなどのデータがリアルタイムで同期され、どちらも同じ状態で使える
②スマホの故障や紛失などでスマホ版LINEが使えなくなっても、PC版LINEで受信したメッセージの確認や返信ができるため、まさかのときの備えとなる
③PC版LINEはあくまでサブ端末としての扱いなので、スマホ版LINEと同じアカウントでログインしての使用が基本となる
※PC版LINEだけで独自のアカウント作成ができない
※機種変更の対応やトーク履歴の移行などはできない
④PC版LINEはPC固有の機能が使えるが、逆にスマホ固有の機能は使えない
以上を理解するために、LINEアカウントの仕組みを知っておく必要があります。
仕組みを知れば、PC版LINEとスマホ版LINEの違いが分かります。
LINEアカウントの仕組み
LINEアカウントは電話番号で認識(紐付け)されます。
なので、ひとつの電話番号に対して1アカウントだけの作成で、同じ電話番号で複数のアカウントはつくれません。
ある端末でLINEを利用している場合、別の端末に同じ番号を使ってアカウントを作成することができないわけです。
それは、ひとつのLINEアカウントを別の端末で同時利用できないという意味です。
※複数のスマホで同じLINEアカウントを使うことはできません
※スマホ毎に別のLINEアカウントを設定すれば、それは別のLINEです
スマホが故障したり紛失したりすることに備えて、しておくこと
①メールアドレス登録
②PCにもLINEを同じアカウントで設定しておく
スマホが故障したり紛失したりしたときに、PC版LINEでできること、できないこと
私の経験上、スマホが急に起動しなくなり、それまでのLINEデータはすべて使えなくなりました。
それで、対策として、PCにもLINEを設定しています。
この状態で、スマホの故障や紛失などに直面したら何ができるでしょうか。
普段のスマホの買い替えでは、旧スマホが生きているので、そのスマホのLINEアプリから引き継ぎ手続きができます。
しかし、旧スマホが死んだ状態では、その引き継ぎ手続きができません。
この場合に、PC版LINEの設定があれば、なにが可能かという話しです。
結論は「アカウントをPC版LINEからスマホ版LINE(LINEアプリ)に引き継がせること」も「トーク履歴のバックアップを作成すること」もできません。
PC版LINEは、スマホ版LINE(LINEアプリ)と同じアカウントでログインしますが、位置づけはスマホの「サブ端末」です。
「サブ端末」から「メイン端末」にデータの引き継ぎはできません。
ですが、本人確認をPC版LINEで行うことはできます。
想定しているのは、旧スマホでは「アカウントを引き継ぐ」設定を「ON」にはできない、機種変更で電話番号を変更してしまえば、電話番号に引き継ぎ認証番号を送信してもらうこともできまない、という状況です。
この状況で、本人確認をPC版LINEでできるのはありがたいです。
PC版LINEがあれば、LINE社からLINEアカウント宛てに送信される引き継ぎ認証番号を受け取れます。
それで、本人確認を行えます。
引き継ぎやバックアップはできませんが、緊急時に本人確認をするための手段として使えます。
以上、引き継ぎの話しが中心でしたが、それとは別に以下のことを強調しておきたいと思います。
LINEアプリを使っているひとが、スマホが故障したり紛失したりしたとき、一番困るのが友人や知人に連絡を取れなくなってしまうことでしょう。
あらかじめPC版LINEを設定し、PCでログインしておけば、スマホが使えないとしてもLINEを使って連絡を取ることができます。とりあえず緊急避難策として役に立つでしょう。
今回の記事は以上です。
スマホの「LINEアプリ」とPC版LINE、その違いを理解し、使い分けられるといいですね。
少しでもお役にたてたのなら幸いです。
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