ESETは優れたセキュリティソフトだと思います。
導入してずっと、前に使っていたソフトより良いと感じています。
ただ最近ですが、ESETが起因してPCの挙動がおかしくなっていました。
そのため、ESETをアンインストールしました。
今回は、挙動不良の内容、それに対処した方法など、顛末を紹介します。
「ESETインターネットセキュリティ」は軽かったけれど、今は違うかも
ESETの良さは、PCに掛ける負担が少ないことが取り柄です。
また、性能は平均以上、導入費用も安い、と言えます。
このように三拍子揃った優れものです。
私は2年前に他のソフトから変えて、これらの点を実感しました。
評判どおり良かったので、導入から半年超えたところで記事にしました。
記事はこちら↓
使って実感「ESETインターネットセキュリティ」は軽さと性能を両立している
しかし最近は、ちょっと違ってきていると思います。
PCに掛ける負担のところが以前とは違うようです。
PCの起動時にESETが立ち上がり、検査や更新が始まります。
「製品のアップデート中です」という更新は、以前は時々しか作動しませんでしたが、今は毎回作動します。
「スタートアップの検査を実行中です」という検査は以前も今も毎回作動していて、その頻度は変わっていません。
これらの時間は、以前は3分足らずでしたが、今は10分くらい掛かります。
この時間だけを見ても、軽快にPC上で動くという長所が棄損されていると思えます。
ESET関連で生じたWindowsのトラブル
優れもののESETですが、最近になりトラブルが続けて起きました。
Windows Update がエラーになる
筆者はPCを3台保有しています。
そのうちサブで使っているPC1台が、Windows Update のエラーになりました。
今年10月のことです。
いくつかの対策をして再チャレンジしてもエラーになりました。
何も解決しないなー、と困っていたところ、ESETのモジュールアップデートが完了しないことがニュースになっています。
そのニュースをきっかけにして
・Windows10の更新「KB5031356」の不具合
・ESETのモジュールアップデートが完了しない問題
の2つが複合して生じていることが分かりました。
一時はPCの故障を疑ったのですが、間一髪で解決できました。
ESETのニュースを見つけられなければ大変な間違いを犯すところでした。
普通なら「ない」ことなので、このトラブルを記事にしています。
記事はこちら↓
Windows10 の更新プログラムKB5031356が全く進まずPCも応答しない、それでも解決した件
記事の中で、このトラブルの顛末を記しています。
Windowsでネットからデータ保存する時、入力文字がデタラメになる
メインで使っているPCが、ネットからデータ保存する時に限って、名前を打ち込むとキーボード入力が異なる文字になりました。
今年11月のことです。
普通に文書ファイルへの文字打込みは問題ありません。
不思議です。
キーボードの故障ではないし、ドライバーの不具合でもありません。
これを解決できたのは、ESETのサポートページに対応策の記載を見つけたからです。
ESETの「セキュアーブラウザー」の「キーボード保護」に原因がありました。
そこで「キーボード保護」を無効にして一件落着です。
ブラウザーの保護機能が強化されていることに起因したトラブルでしょうか。
こんな経験は「ない」ことなので、このトラブルを記事にしています。
記事はこちら↓
ネットからデータ保存時、名前を打ち込むとキーボード入力が異なる文字になる
記事の中で、このトラブルの顛末を記しています。
Edgeで新しいタブを開いた時のニュースが表示されず空白になった
メインで使っているPCで起こりました。
Edgeで新しいタブを開いた時のニュースが表示されません。
ニュースの枠だけがあって、その中は空白です。
一見して異常なことが分かります。
今年11月のことです。
設定のギアアイコンも表示されなくなりました。
そのため初期画面のカスタマイズができません。
これは、Edgeの初期画面に限った現象です。
普通のトラブルとは違うと直感しました。
これを解決できたのは、ESETのサポートページに対応策の記載を見つけたからです。
「ESETがWebブラウザーを保護下で実行し、アドオンを無効にしている」ことが原因でした。
そこで、ESETの設定から「ブラウザーの保護」を無効にして解決できました。
これもブラウザーの保護機能が強化されていることに起因したトラブルでしょう。
こんな経験はこれまでに「ない」ことなので記事にしています。
記事はこちら↓
Edgeで新しいタブを開いた時のニュースが表示されないトラブルを解決した件
記事の中で、このトラブルの顛末を記しています。
ESETをアンインストールした理由
PCの挙動がおかしくなってきて、それがESETに起因していたことが分かりました。
また、検査や更新の時間も今は10分は掛かります。
検査や更新中はPCの操作がもたつきます。
2年前の導入時とは全く違うと言えます。
そんな状況なので、ESETをアンインストールしました。
仕方がないですが、そうして様子を見ようと思います。
アンインストールしたあとは、Windows Defender(現Windowsセキュリティ)の保護が機能しています。
今年11月末のことなので、半月が経ちます。
現在まで、何の問題は生じていません。
PCは軽快です。
セキュリティソフトが働いているとは思えないほどです。
ESETの削除後は、Windowsの異常は治まりました。
先に紹介したような事態は全く起こっていません。
おわりに
しかし残念ですね。
・業務の邪魔をしないセキュリティソフト
・動いているのを忘れるくらい
といったことがESETの長所ですが、今はPCの動きを重くしています。
理由のひとつとして、PCが急速に進化していて、市販セキュリティソフトが WindowsやEdgeのアップデートの全てに対応しづらい、と推測します。
実際にトラブルに合ったり、PCを使っている際のスピードを肌で感じて分かることかと思います。
はっきりしたことは言えませんが、私のPC環境ではESETが変わってしまったのは事実です。
恐らく、別のセキュリティソフトも同様だと思えます。
ちなみに、3台保有しているPCのうち、トラブルは個々に起きます。
WindowsやEdgeのアップデートが3台とも同じバージョンで、かつESETのバージョンが3台とも同じ。
それでも、トラブルが生じるのは単独です。
3台そろって同じことは起きません。
これは厄介です。
判断を間違うとPCの故障と思ってしまいます。
ソフトウェアの世界はたいへんデリケートですね。
ESETをアンインストールしたのは、保有PC3台のうちの2台です。
ESETを削除したらWindowsの異常が治まっています。
契約期間は残っているので、様子を見ていきたいと思います。
ご参考になりましたら幸いです。