Windowsの空き容量を確保するため「ディスククリーンアップ」を使っています。
この「ディスククリーンアップ」は今や非推奨の機能となっています。
「ストレージセンサー」が登場してからディスククリーンアップとストレージセンサーを併用していましたが、その違いがよく分からないといった感じでした。
そこで今回、ディスククリーンアップとストレージセンサーについて確認してみます。
ディスククリーンアップとは
Windowsのストレージをクリーンアップする機能で、Windowsに標準で備わっています。
この機能はWindows98で実装されました。

この機能を使うと、システムが不要と判断したファイルを削除でき、ストレージの空き容量を増やすことができます。
HDDやSSDなどに作られたドライブに対して実行でき、使用上の影響がないファイルなどを削除することで保存領域を空けることができます。
ストレージセンサーとは
Windows10以降に追加された機能で、ディスククリーンアップとほぼ同じことが可能です。
自動的に不要なファイルを削除してくれる便利な機能です。
※手動でも実行できます

※Windows11の設定画面
Microsoftは公式ブログ(2018年8月)で「Windows10とストレージセンサー」と題し「Storage Senseの新機能」について言及しました。
その際に次のように述べています。
「ディスククリーンアップは廃止されますが、互換性の理由からツールを保持しています。Storage Senseの機能は、従来のDisk Cleanupが提供するもののスーパーセットであるため、心配する必要はありません。」
(Microsoft公式ブログ)こちらを参照↓
Windows 10 とストレージ センサー
つまり、ストレージセンサーはディスククリーンアップを含む機能であることが分かります。
実際に、ストレージセンサーではディスククリーンアップの削除対象項目が「一時ファイル」としてまとめられていることが確認できます。
Windowsの容量不足には「ストレージセンサー」で対処
「ディスククリーンアップ」があるにもかかわらず「ストレージセンサー」が登場した理由が分かりました。
Windowsの容量不足への対処は「ディスククリーンアップからストレージセンサーへ」と移行しつつあるわけです。
ただ、ディスククリーンアップとストレージセンサーの併存状態が続いているため、併用したらいいのか、どちらかだけでいいのか、分からなくなっていると思います。
似たような機能があると、その違いに戸惑います。
なんか面倒くさいですね。
おわりに
Windowsの容量不足の対処として、ディスククリーンアップとストレージセンサーについて確認しました。
ストレージセンサーは自動的に不要なファイルを削除してくれる機能です。
実行するタイミングは「ディスクの空き領域の不足時」が規定になっています。
筆者のWindows11は新しくて容量にも余裕があるため、ストレージセンサーによるクリーンアップは行なわれていません。
今は必要なさそうですが、実行するタイミングを毎週などとすればクリーンアップが行なわれると思います。
ご参考になりましたら幸いです。