ネットからデータをダウンロードして保存しようとしたら、名前の入力がキーボードのキーと一致しなくなりました。
名前を打ち込むと、キーと異なる文字になります。
この現象を調べました。
ネット上には、解決の参考になる記事はほとんどありません。
しかし解決できました。
備忘と今後のトラブルの参考にするため、何が起きたか記事にします。
名前を打ち込むとキーボード入力が異なる文字になる
現象はネットからデータaをダウンロードして保存するときに限って起こります。
文書ファイルへの文字打込みは問題ありません。
なのでキーボードの故障ではありません。
キーボードドライバーの不具合でもありません。
ネット上には、キーボードの故障とか、キーボードドライバーの不具合とかといった記事が占めています。
ですが、これらの要因は今回の現象には当てはまりません。
筆者は、主なブラウザとしてedgeを使っています。
chromeで試したところ同じ現象が起こります。
単なるキーボードのずれではなく、打つたびに適当な文字が入ります。
これは不思議で、同じキーを打っても文字が変わっていきます。
例えばテンキーの3を打つたびに、12345など連続的に変わります。
※文字キーは法則性が不明
文字が異常入力される原因は、セキュリティソフト「ESET」にあった
筆者はセキュリティソフトにESETを使っています。
そのサポートページに次の記載を見つけました。
「現在、セキュアーブラウザー機能をご利用の環境で、Webサイト上で文字入力をした際に文字化けが発生する現象についてお問い合わせをいただいています。」
公開されたのは11月17日です。
※ESETサポート情報Q&Aはこちら↓
【Q】セキュアーブラウザー機能を利用時にWebサイト上で文字入力が正常に行えない
「Webサイト上で文字入力をした際」に特有の現象と言っています。
なので、ネットからデータをダウンロードして保存時に名前を入力する際に当てはまります。
そこで、ESETの設定から「セキュアーブラウザー」の「キーボード保護」を無効にしました。
キーボードが正常に機能したので一安心です。
「ESET」のセキュアーブラウザー機能のキーボード保護を無効にする方法
では実際にキーボード保護を無効にする手順を紹介します。
①「ESET」の基本画面を開く
②「設定」をクリックする
③「詳細設定」を左クリックする
④「保護」をクリックする
⑤「ブラウザーの保護」をクリックする
⑥「キーボード保護」スライドボタンを「オフ」にする
⑦「OK」を左クリックする
システムが「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と聞いてくるので「はい」をクリックします。
以上で、「Webサイト上で文字入力をした際」の文字違いが解消されます。
ESET側は「検出エンジンに含まれるブラウザーの保護モジュールに起因」と特定
「Webサイト上で文字入力をした際に文字化け」の原因についてESET側が発表しています。
内容は「検出エンジンに含まれるブラウザーの保護モジュールに起因」して発生したと特定しています。
どうやら、ブラウザー保護の機能がパソコン側のキーボード入力に「悪さ」をしていたようです。
ただ未だ不明なことがあります。
ESETのセキュアーブラウザー機能のキーボード保護を、一旦無効にしたあと有効にしても現象が再現できません。
何事もなかったかのように、正常にキーボードが機能します。
セキュアーブラウザー機能のキーボード保護とパソコン側のキーボード入力が正常にマッチングした状態が保存されたみたいです。
そうであるなら、セキュアーブラウザー機能のキーボード保護は有効にしておいた方が良いと言えます。
おわりに
今回のことで、セキュリティソフトがブラウザへ干渉していることを実感しました。
体験から思うのは、パソコンの不具合は様々な要因によって起こるということです。
不具合の要因は多岐にわたるので、要因をひとつずつ消し込んで特定することが必要です。
ただ、似たりよったりの対処を続けても解決しないことがあります。
多くのソフトウェアが動いていると、それぞれの機能は絡み合って干渉しあったりします。
そのため、少し離れたところから原因を探ることも必要かと感じます。
ご参考になりましたら幸いです。