Windows10「パソコン初期設定時のアカウント作成」 マイクロソフトアカウントとローカルアカウントの違い

用語

Windows PCの初期設定時のアカウントについて、基本的な解説をします。

アカウントとは何か
分かりやすい言葉でいうと「会員登録」と言えます。
会員登録をして、パソコンを使う「権利」をもらう、という感じです。

登録するために「名前」や「メールアドレス」といった個人情報が求められます。

初期設定時のアカウントに2種類あります。
マイクロソフトアカウントとローカルアカウントです。
何のために必要かというと、Windowsに入るために必要です。

マイクロソフトアカウント

①メールアドレスとパスワードで作成
アカウントの名前(=メールアドレスの先頭5文字をベースにしたもの)がユーザープロファイル名となる(※1)
②登録時にインターネット接続が必要
③Windows8から採用され、Windows10からは、このアカウントでのサインインが標準

特徴
・同じアカウントを使用すれば、他のパソコンでもサインインできる
⇒同期できるということ
・マイクロソフトアカウントの情報が、マイクロソフトのサーバーにも保存される。
アカウントの情報が、サイバー攻撃などで流出する危険がある。
その際は不正ログインされる危険が生ずる。

ローカルアカウント

①ユーザー名とパスワードで作成
好きな名前を付けられる
ここで付けた名前がユーザープロファイル名となる(※1)
②登録時にインターネット接続は不要
③Windows 95やWindows XPなどの古いOS時代から存在

特徴
・アカウントを作成したパソコンのみで使用するもの
⇒他のパソコンと同期できないということ
・ローカルアカウントの情報が、そのパソコン内に保存される。
そのため、他のパソコンから不正ログインされる危険は生じない。

(※1)ユーザープロファイル名の決まり方はこちら↓を参照
WindowsPCのユーザープロファイル名はパソコン初期設定のアカウント作成で決まってしまう

Windows PC の初期設定時のアカウントが2つあるのは何故?

マイクロソフトアカウントとローカルアカウントの違いが少し分かったと思います。
ここで疑問が生じます。
そもそもアカウントが2つあるのは何故?なんでしょう。

パソコンには所有者がいて、個人所有か法人所有かの違いがあります。
そして、パソコンのセキュリティについても、個人と法人のセキュリティには違いがあります。
これらが関係していることが理由でしょう。

この話しは今回のテーマとずれるので、また別の記事にしたいと思います。

この記事はここまでてす。
少しでもお役にたてたのなら幸いです。

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